戸建てを建てようと決めたけれど、ハウスメーカーと工務店どちらが良いのかわからず悩んでいませんか。
ハウスメーカー・工務店にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、どちらがいいかは一概には言えません。
ハウスメーカーはブランド力や資本力があり、家の性能も比較的安定していますが、高価格帯なため月々の住宅ローンの返済が負担になる場合があります。
私は大手ハウスメーカーと工務店で悩みましたが、高性能な家を建てられる工務店で、戸建てを建てました。
この記事ではハウスメーカーと工務店で悩んで工務店を選んだ理由、自分たちの工務店を選んだ方法について記載しています。
この記事を読むと
- 工務店を選んだ具体的な理由
- 工務店だけは嫌だと言った夫を説得した方法
- 自分たちの工務店さんを選んだ方法
- 良い工務店を探す方法
について知ることができます。
ちなみに私はハウスメーカーではなく工務店にしようと決めた後、家づくりのプロが住宅会社を紹介してくれる住まいるサポートの高性能な住まいの相談室を利用して戸建てを建てました。
住まいるサポートの高性能な住まいの相談室は無料で、気密・高断熱住宅にこだわった住宅会社とマッチングしてくれます。

ご興味のある方は【使ってよかった高性能な住まいの相談室】住まいるサポートの利用方法を解説で詳しく記載していますので、ぜひご覧ください
工務店の建築士さんかハウスメーカーの営業さん、どちらと間取りを決めたいですか

高価格帯の大手ハウスメーカーは建築士と相談して間取りを考えることができる場合もありますが、一般的にはハウスメーカーの担当の営業さんとある程度決められた間取りから選択することが一般的です。

ハウスメーカー=注文住宅だと思っていたので、0から家を作っていくものと勘違いしていました
ハウスメーカーは注文住宅というより、規格化された家(商品)を選ぶイメージになります。
ある程度決められた中から選ぶ方が好きな人は、0から間取りを考える工務店より、ハウスメーカーの方が性に合っているかもしれません。
私は工務店で家を建てましたが、夫と一緒に担当の建築士さんと話して間取りを決められたことがとても楽しい思い出になっています。
【ハウスメーカーと工務店さんどちらにするか】工務店さんに決めた4つの理由

地域密着で安心感がある
住む地域の特性や雰囲気を知っている工務店と一緒に家を建てた方が、暮らしやすい家が建てられると思いました。
災害のときの対応やメンテナンスが必要にあったとき、すぐに相談できる工務店の方が安心感がありました。
ハウスメーカーよりコスパがよい
ハウスメーカーと比較し建材の大量生産はできず、原価コストが高くなりますが、人件費や広告費がかからない工務店の方が住宅ローンの総額を抑えられます。

大手ハウスメーカーと面談していたときは7000万円はかかると言われ、驚きました
何十年も払っていくので、少しでも低く抑えられる方が負担なく暮らしていけると考えました。
大工さんの顔が見られる
自分の家を建ててくれる大工さんの顔を見られるのは安心感があり、アフターフォローのときも家を建ててくれた大工さんが駆けつけてくるので修理も早く、提案力にも優れています。

吊り押し入れの角に子どもがぶつかっても大丈夫なようにクッションを装着してくれました
楽しく家づくりができそう
住宅展示場でハウスメーカーと打ち合わせしていましたが、徐々に家づくりが楽しくなくなり、苦痛になっていた時期がありました。
工務店と打ち合わせしたときは、工務店の社長さんが目をキラキラさせて性能を説明してくれ、家づくりの理念を感じました。

建築士さんと間取りを提案しあったのも、とても楽しかったです
【工務店だけは嫌だと言った夫】工務店嫌いの夫を変える4つの作戦

YouTubeや書籍で家づくりを勉強する中で「ハウスメーカーより工務店さんがいい」と考えるようになりました。

ハウスメーカーと面談していましたが徐々に面談が辛くなり、夫に工務店で家を建てたいと伝えたら、夫から工務店だけは嫌だと言われてしまいました
夫が工務店だけは嫌だと言った理由は2つあります。
- 夫の実家の屋根を悪い工務店に壊され、修理が必要になった経験があった。
- 面談を進めていた大手ハウスメーカーに惹かれていた。
工務店嫌いの夫に「工務店もいいかも」と思ってもらうために実践した作戦があります。
時間をかけて説明する
夫が工務店を嫌っている大きな理由は「実家の屋根を工務店に壊され、騙された」ことにあります。
工務店が嫌いになるには十分な事象だと思いました。
無理に短時間で説明しても否定されたり、ケンカしてしまう可能性があるので、ゆっくり時間をかけて説得していこうと考えました。
見せたいYouTubeを流しておく
私はTVでYouTubeを観て、家づくりを勉強するようになっていました。

自分で見て夫にも見せたいYouTube動画を流しておきました
夫に見せるために流していたYouTubeチャンネルと動画を紹介します。
- げげ:やってはいけない?リビングの計画3選&その回避方法
- ラクジュ建築と不動産:【土地探しからの家づくり】土地契約直前!のカモネギさん!!ちょっと!待って〜
- 「木の家専門店」エコワークス公式チャンネル:松尾先生と語る!HEAT20 G2.5!? 高性能住宅って、どのくらいの性能が必要なのか?
- オガスタ新潟 相模社長の「家づくりの知識」:vol.41 土地探しの基本を学ぶ
- 兵庫、大阪で高断熱高気密住宅専門の建築家集団 松尾設計室:建ててから後悔したことワースト3+α

特にラクジュ建築と不動産を流しているときに、動画の内容をブツブツつぶやいていました。聞いていないようで聞いているので、地味に効いた作戦です
工務店で家を建てた友人の話をする
工務店で戸建てを建てた友人がおり、欄干があったり本当に素敵なおうちだったので、時折友人の話をして工務店の負のイメージを軽くしていきました。
住まいるサポートの無料相談だけでもしようと誘う
家づくりをYouTubeで勉強しているときに、住まいるサポートの高性能な住まいの相談室の存在を知ることができました。

高性能な住まいの相談室は、無料相談で高性能な家を建てられる住宅会社を紹介してくれるサービスです
住まいるサポートを利用しても無料、住宅会社を紹介してもらって気に入ったらとてもいいし、もし気に入らなくても家づくりのプロに家づくりの知識を教えてもらうことができるので、デメリットはないことを説明しました。
【どの工務店さんにするか】自分たちの工務店さんを決めた4つの要因

無料で相談できる住まいるサポートの高性能な住まいの相談室を使い、3つの工務店さんと面談しました。
住まいるサポートの高性能な住まいの相談室を利用すると、紹介してくれた工務店さんは耐震性や気密性、耐久性などすでにクリアしてほしい基準を満たしている工務店から選ぶことができたので安心感がありました。

面談して「この工務店さんにしよう」と決めた理由を4つ解説します
少年の目をした工務店の社長さん
工務店の社長さんと面談したときに、大工さんでもある社長さんの目がとてもキラキラしていました。
とても楽しそうに家の性能について説明をしてくれ、家づくりの自信も伝わってきました。
大手ハウスメーカーとの面談は営業さんだったので、社長さんと面談が新鮮で、自分たちの家づくりがとても楽しくできそうな気持ちになりました。
打ち合わせの途中で個室で授乳ができる
育休中に家づくりを進めており、まだ授乳が必要な状態でした。

打ち合わせが2時間を超えると大体お腹を空かせて泣くので、授乳できるスペースがあったのがとても有難く便利でした
ミルクを準備して、ミルクをあげながら打ち合わせしたときもありました。
母乳が安定するまでは、母乳をあげないと乳が張ってそれも辛いので、張る前に授乳できたのはとても有難かったです。

オムツを替えられるベビーベッドも設置してあったので、ストレスなく打ち合わせができました
建築士さんとの面談が楽しかった

家づくりを考える中で間取りを決めるのは大変ですが、とても楽しかったです
私と夫の希望を建築士さんにお伝えし、その希望を取り入れて3パターンの間取りを提案してくれました。
私と夫の希望は吹き抜けが欲しい、和室がほしい、トイレは2つほしいなど要望を伝えました。
要望が間取りの形になってでてきて、とてもワクワクしました。
家からの距離が近く通いやすかった
工務店が車で15分程度のところだったので、赤ちゃん連れのお出かけでも少ない負担で打ち合わせできました。
注文住宅を建てるための打ち合わせは想像していたより多く、1・2週間に1度くらいのペースであります。
赤ちゃんを連れて遠くの工務店と打ち合わせするのは、オムツ・授乳・お昼寝の時間など考慮することが多くなるので、家から近く通いやすい工務店を選びました。

住まいるサポートを利用した後もハウスメーカーと工務店どちらにするか夫と何度も話し合いました。ハウスメーカーが提示したローンが高額だったこと、気密を測っていないこと、工務店と面談して惹かれたことなどから工務店にしようと決めました
いい工務店さんを見つける8つの方法

住まいるサポートの高性能な住まいの相談室を利用する
私は住まいるサポートという会社を利用して、地域の工務店さんと新築の戸建てを建てました。
住まいるサポートの高性能な住まいの相談室はトップレベルの性能を誇る高気密・高断熱の住宅会社を無料で紹介してくれるマッチングサービスを提供しています。

私は大手ハウスメーカーと面談していましたが、徐々に打ち合わせが苦痛となっていたときにYouTubeで住まいるサポートの存在を知りました
ハウスメーカーと比べて家が高性能になったのに、大手ハウスメーカーより住宅ローンは1000万円以上減りました!とてつもなくおすすめです
自身の住んでいる地域+気密で探す(横浜ならラクジュがでる)

気密という聞きなれない言葉が出てきましたが、大丈夫です
戸建て住宅は普通に建てるとどうしても壁や天井、床や窓枠などに隙間が空いてしまいます。
この隙間を気密シートやテープでできるだけ埋めていき、外気の侵入を防いで室内の気密性を高めた家が【高気密住宅】です。
国の基準には気密性能に関する定めがないので、明確な定義はありません。(以前は定めがありましたがなぜかなくなりました)
気密性能を評価する「C値」という次の式で示される値が「1.0」以下であれば、専門家の間では概ね「高気密」と評価できると考えられています。
気密性能のC値は図面から計算して出すものではなく、一棟一棟機械で測定します。

気密を意識して建てないと隙間が多い家となり、冬寒く夏暑く電気代が高い家になります
気密を意識している工務店は高性能な家を建てている指標になります。
自身が家を建てたい地域+気密で工務店を探すと、高性能な家を建てている工務店を探しやすくなると思います。
横浜+気密と検索すると先ほど紹介させていただいた株式会社ラクジュがヒットします。
オープン(在来かツーバイ)工法を施工している工務店を選ぶ
木造軸組工法(在来工法)と2x4工法(ツーバイフォー)が「オープン工法」と呼ばれています。

建築の情報が広く公開されている工法で、他の建築会社に頼んでも、リフォームやメンテナンスができます
一方クローズド工法とはハウスメーカー独自の技術で造られている工法です。
独自技術の為、企業秘密として一般的に公開されていません。
大手ハウスメーカーのプレハブ工法(木質系・鉄骨系・コンクリート系)はクローズド工法です。

建てたハウスメーカーとトラブルになったり倒産してしまったとき、リフォームを他社にお願いしたくても、クローズド工法だと壁のどの部分にどんな部材が入っているのかが分からないため断られてしまうことがあります
HPやSNSを確認する

気になる工務店や住宅会社のHPやSNSをチェックすると楽しく自身に合う会社を探せます。YouTubeで宣伝している会社もあるのでYouTubeもおすすめです
HPやSNSでは以下のことを意識すると効率よく、有意義に住宅会社を探せます。
- HPの雰囲気が自分に合っているか
- 新築・リフォームどちらをメインで行っているのか、会社概要を確認する
- 社長の人となり、会社の理念を確認する
HPでは完成した家の写真が載っていることが多いので、自身の好みと合うか比較しやすいです。
新築を建てたい方はリフォームをメインにしている工務店より、新築をメインに行っている工務店の方が安心感があります。

社長の家づくりの理念が共感できるか、実際に家を建ててくれる大工さんの写真が載っているか確認しました
住宅完成保証制度に加入しているか
住宅完成保証制度は建築する会社が「住宅完成保証制度」の事業者登録を受けていて、かつ保険に加入した場合に、建築中に工務店が倒産したら、残りの工事などをカバーしてくれる保証制度のことを言います。
「住宅完成保証制度」は優良な建築会社と認められないと登録できないサービスです。

家を建てている途中で住宅会社が倒産してしまったら一番悲惨な状態になるので、それをカバーしてくれる制度です。
よい工務店だと思っても、住宅完成保証制度に加入していなければ候補から外した方が賢明だと思います。
住宅会社の雑誌や広告媒体は見ない
住宅会社が多く載っている雑誌は住宅会社がお金を払って載せている広告なので、見なくてよいです。
多くの結婚式場が載っているゼクシィと似ています。

ゼクシィは付録が可愛く、結婚式のドレスや結婚指輪など参考にできる点は沢山あります。住宅会社の雑誌もインテリアの参考にはなると思いますが、そこから会社を選ぼうとしなくて良いと思います
気になっている工務店に問い合わせる
気になった工務店を見つけることができたら、以下の3点を確認してみてください。
高性能で長持ちして、健康的に暮らせる家を建てられる可能性が高まります。
- 全棟気密測定をしているか
- 耐震等級3の家を建てているか
- 殺虫剤以外の方法で防蟻処理(シロアリ対策)をしているか

全棟気密測定をしていて、耐震等級や防蟻にもしっかり取り組んでいる会社を見つけて、健康的に住める家を建てられたら良いですよね
施工事例を実際に見られる完成見学会に行く
ここが良いかもという工務店が見つかったら、ぜひ完成見学会がないか聞いてみてください。
完成見学会は工務店が建てて、施主の方が住む前に見学させてもらえるすごく貴重な機会です。
実際に工務店が建てた家が見学できるので、生活のしやすさや家の雰囲気、建築士さんがこだわった点、空調設備など肌で体験することができます。
まとめ:家を建てるなら地域の工務店も検討していただきたいです。高性能住宅を建ててくれる住宅会社を求めるなら住まいるサポートがお勧め!

私の仕事は住宅とは全く関係ない仕事で、家づくりの知識がほとんどない状態で家づくりをスタートしました。
戸建て=ハウスメーカーと思っていたので、何の迷いもなく住宅展示場のハウスメーカーを3社ほど見学し、そのうちの1社と面談を重ねて、徐々に家づくりが苦痛になっていきました。
そんなときにYouTubeで家づくりを勉強し「工務店で家を建てる」という選択肢があることを知りました。
実際工務店さんと家を建てて、家が徐々に出来上がっていく過程も、今住んでいるこのときも「工務店を選んでよかったな」としみじみ感じています。
これから家を建てる方はぜひ地域の工務店で家を建てることも検討していただければと思います。
家事や育児や仕事に追われる中で、自身に合った工務店探しがなかなか進まない方は、高性能な家を建ててくれる住宅会社を紹介してくれる住まいるサポートの高性能な住まいの相談室をおすすめします。

みなさんの家づくりが楽しいものになりますように
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